〜サケ〜 |
サケは別名‘秋味’と言われるように秋が旬のおいしい魚です。青味の魚ですが、身が赤く、カロチノイド色素が含まれているため、栄養価値も抜群です。‘ときしらず’と言って5〜6月頃が旬のサケもおいしいですよ! マスも仲間なのでサケの種類は多いように思われますが、サケと言えばシロサケのことを指し、ギンサケ(ギンマス)は養殖が多いですね。キングサーモンはマスノスケという種類です。 サケは川で生まれて何十キロ、何百キロ離れた海を回遊して成魚になり、再び本能で故郷の川に戻るで母川回帰を2年半〜4年半かけて行動します。 |
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サケは生で、塩漬けで、干して色々な料理を楽しむことができます。特に昔から関東以北は正月まで塩漬けして干した新巻サケは貴重な保存食品でした。ちなみに関西は同様に作られたブリです。ただし、一般の家庭では刺身など生食はできませんので、必ず調理して召し上がって下さい。 料理法も多種多様ですが、野菜とあわせたサケの甘酢野菜や野菜あんかけがおいしいです。すり身にして作られた卵皮煮(吸い物)は口の中でほろりと溶け込みます。 焼き物の人気料理はなんといってもムニエルですね!手軽に作れて、パセリソースなどソースの種類を変えると和風、異国風・・と色々、楽しめます。又、ムニエルにした鍋にワイン、スープを少し入れて蒸し焼きにするとポワレになります。おしゃれに仕上がり、口当たりが優しくなりますのでお年寄りや、お子様に最適ですよ!油を使わずさっぱりと煮あげたい料理にワイン蒸しがあります。野菜を載せてそのまま蒸しあげてもよく、ワイン蒸しを使って海の幸グラタン、フルーティフイッシュパイに作りあげると豪華な料理になり、パーティーのおもてなし料理としてもいいでしょう。変わった焼き物では、サケのポパイ詰めオリーブ焼き、サケとエビのコーン焼きなどはいかがでしょうか。 その他の定番料理として鍋物がありますね!ギンザケ鍋、サケのまきば鍋、サケの津軽鍋、サケの三平汁、サケのすきコンブ鍋など。これからのシーズンが楽しみですね。 又、変わり定番料理として、いわゆる塩ザケと呼ばれる新巻サケで作った酒びたし、氷頭なますは酒の友としては忘れられない味ですし、郷土料理として知られるしもつかれや、サケの卵のイクラをあわせたはらこめし、サケとイクラの親子どんぶりもオススメです。生サケはお店で作るルイベ(凍らせた刺身)以外は生食できませんが、塩サケはすべて生食ができますよ。その場合、塩サケを酢漬けにしてサラダ、蓑巻き、奉書巻きの秋味ずし、サケずしはおいしいですよ。お正月料理にどうぞ!それからサケといえばスモークサーモンを思い浮かべる方も多いと思いますが、塩ザケを使って自宅で作ることもできるんですよ!その際はそのままでもおいしいのはもちろん、半熟卵のサーモン巻き、うこん巻き、ちらしずしなどのバリエーションも楽しめます。 さあ、旬本番のサケを思いきり楽しみましょう!
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