旬のお魚クッキング

〜マサバ〜

 秋サバのおいしい季節になりました!サバは亜熱帯・温帯地方に分布し、世界で広く食されている魚なんですよ。サのつく魚は“アンマいらず”と言われるほど、栄養価が高い魚です。しかし、サバは自己消化能力が強く、腐りが早いため、人によってはあたりやすい魚です。“サバの生き腐れ”と言うのは、生きているように新鮮に見えても、内部が傷んでいることもあるので注意しましょう、という意味なんですよ。ですから鮮度の良いうちに料理をしましょう!旬は産卵期の春から北上して秋まで、長く楽しむことができます。
基本のお料理

そのまま調理

しめサバ

サバずし

サバの棒鮨 バッテラ

きずし

きずしなます

へしこ漬け

船場汁

そのまま調理

このまま焼く

ゆでみそ漬けサバ

そのまま調理

トマト煮

みそ煮

ムニエル・ポーランド風

ラビゴットソース

サバのたたき

炊き込みサバ飯

サバのソース煮

みそマヨネーズ焼き

豆板醤焼き

松笠揚げ 甘酢あんかけ

塘醋魚塊

魚飯汁

サバの変わりさんが

サバのごま風味揚げ

 料理は生のままお刺身にして食べることもできますし、塩サバにして焼いたり、蒸したりしてもおいしいです。文化干しになって売られていることも多いですね。塩サバの昔からの料理としては、へしこ漬け船場汁があります。今風には、ゆでてマヨネーズで食べてもおいしいですよ!塩サバを酢じめにして、しめサバきずしきずしなますにしたり、酢みそで食べたり、サバずしにすると大変おいしいお鮨(すし)ができます。棒ずし(バッテラ)と言われる鮨です。昔の“鯖街道(さばかいどう)”と呼ばれた若狭湾から京へ塩サバが運ばれ、京都の料理として親しまれているものですね。
 又、塩漬けにした後、みそ漬けにすると違ったおいしさを楽しむことができますし、当座の保存にもなりますよ!みそ漬けはそのまま焼いて食べてもいいですし、ゆでみそ漬けサバにしてもオススメです。
 昨今は流通機構がよくなりましたので鮮度の良い生サバが手に入りますので、色々な料理法で味を楽しみましょう。まず郷土料理では、魚飯汁サバのたたき、しょうゆ炊きなどがあります。家庭料理の定番といえばやっぱりサバのみそ煮でしょうか。サバの臭みが、気になる場合は大根を生のままや煮て合わせて食べるといいですよ。洋風ではサバのソース煮トマト煮ムニエルポーランド風ラビゴットソースみそマヨネーズ焼きなどがオススメです。お子様にはサバのかわりさんがごま風味揚げにすれば食べやすく栄養もたっぷり!いつもと違うメニューに挑戦するなら中華風の豆板醤焼き塘醋魚塊(タンツウユイクワイ)松笠揚げ甘酢あんかけたきこみサバ飯はいかがでしょう。

味も栄養も満点の秋サバを食べて家族みんなで健康に!



全漁連料理教室講師 田口道子先生
このページは、全漁連料理教室講師の田口道子先生が旬の魚を使った料理をご紹介します。