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〜ノリ〜 |
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普通、市販品で購入できる種類は乾(ほし)ノリ、焼きノリ、味付けノリです。旬の1月前後には生ノリも店に並びます。最近はほとんど焼きノリが主役になってしまいましたが、料理に合わせて使うのに乾ノリは使いかってがいい時もあるんですよ。例えば、テイクアウトのノリ巻きは乾ノリの方がおすすめ。焼きノリでなくても、寿司飯の酸味がノリの香り、色つや、食べやすさを醸し出してくれるからです。しかも、巻く時にノリがやぶれにくく、締めやすいのです。 乾ノリは主に巻きずしに使います。乾ノリを酢水で戻して生ノリにし、乾燥ノリ佃煮を作ったり、吸い物、煮物にも使います。 次に焼きノリを作ります。ノリを焼く時は「焼く」とは言わず、「炙る(あぶる)」と言います。炭、薪で焼くときれいに焼けるのは遠赤外線を利用しているからなんですが、ガス火で焼く‘炎’の場合はできるだけ遠火の熱を使うと同様の効果が得られます。 焼く目的はノリの香ばしい香りと焼き色(水分が取れて色素タンパクが退色し、クロロフイールやカロチンの色素が発色される)をよくするためです。加熱により消化の負担も軽くなりますね。焼きノリを使ってノリの包み揚げ、タチウオの磯部ロール揚げ、シイラのサンドすし、アゲマキの蒲焼き風や、祭りずしを作ってみましょう。 次に焼きノリをもみノリにしてさらに香りを強く発散させて食欲を増し、料理をおいしくしましょう。焼きノリを小さく、小さくちぎってから布巾やビニール袋に入れて優しく揉んで作ります。丼物のご飯の上にまずもみノリを振りかけてから具を乗せると、具の熱や味でいっそう香りが強くなり、また、ご飯に具の汁気がしみにくくなっておいしい丼物ができますよ!さらに、もみノリを合わせ酢、ドレッシングに混ぜ合わせてノリソースにして色々な材料でかけて食べますと一段とおいしくなります。 乾ノリも焼きノリも古くなってそのままでは食べれなくなってしまったら、佃煮にして食べましょう。香りはまだまだ健在です。捨てずに試してみてください! 毎日の健康維持には一日一枚のノリを食べましょう! |
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このページは、全漁連料理教室講師の田口道子先生が旬の魚を使った料理をご紹介します。
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