ハマチは見れなかった |
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ハマチ養殖生け簀 |
一方、直島漁協には市場がないので建網・底曳き・刺し網など養殖魚以外の一般漁船が漁獲した魚は高松か岡山の市場に水揚げされる。ハマチも年末には多少販売することがあっても地元に水揚げすることは稀だ。と言うわけで、海上の離れた所から給餌作業や活魚船への積み込み作業は見れたが、ついに自慢のハマチを目の前にすることはなかった。多分、島の大方の人もそうだろうと思う。全てが洋上で行われるのだから…。
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活け〆の箱出しも始まる
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ハマチ養殖生け簀に投餌中の船 |
しかし、「今は活漁船で東京・大阪に運ばれているが、活け〆で発泡箱に入れての出荷を計画中」だ。全部が全部活魚でなくてもいいわけで、箱出しすることで活漁船の運賃を節約できる。すでに“魚〆機”は2台手配済みで、漁協の敷地内に生産ラインを整備するだけでスタートできるところまできた。2004年の夏からはこれを稼働させる予定だ。「ハマチに対するニーズが減少してきている。パイが小さくなった中でどう生き残るかを考えるべき」「いつも半歩、ちょっと前をやっていかないと止まったら皆の後になってしまう。ホームページに顔を出すということは消費者にきちっと対応することになり、生産者の意識レベルも上がる。生き残るためには重要なことだ」と語った。
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