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底引き、一本釣りなどの小型漁船の水揚げ魚 |
半島の東側に広がる豊後水道は、瀬戸内海からの内海流と黒潮の分岐流の流入混合海域で、巻網をはじめ底曳き網・一本釣りの好漁場になっている。一本釣りを営む漁師は多く、タイ・イサキなどは漁協が東京・大阪市場に直送し高値を出している。「タイは1日平均200sくらい揚がる。夏には一d揚がったこともある」そうで、イサキやヤリイカ・アオリイカなども仲買人が全国に送っているという。そのほか、大型のアジは札幌・仙台・名古屋へも送られている。平成元年(1989年)からは鶴見市場で一般漁船の“セリ”が開始されたこともあり、早朝のセリ場には潜水・採介や建網漁による多種の魚介類も並ぶようになった。
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養殖場の適所でもある
入江を利用して設置されている養殖生簀も300台を超える。大島だけで100台はあり、漁協の前・松浦港から二又湾にかけて約100台、その東にある有明浦70台・羽出(はいで)30台となっている。大島には1998年、鶴見町と漁協で大規模養殖場施設が造られた。潮の流れが速く赤潮の
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養殖生簀 |
心配もないこの海域に頑丈なロープで50台をつなぐという画期的なものだ。大島にはまだ50台増築できる余裕もある。
養殖対象魚の7割はブリだがタイ・フグもあり、最近はブリからカンパチに切り替える者が多い。「フグはホルマリン問題がないので今年は2〜3割高値になっている」という。また、「これからは“マサバ”の養殖が増えそうだ」とも。活魚出荷がほとんどで洋上で積み込まれるため市場に水揚げされることはない。松浦漁港内では県内の水族館のイルカが備蓄される話もあると聞いたが現在は未定ということであった。
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