加工場では |
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加工場での生桜えびパック詰め作業 |
買い取られた桜エビはすぐに加工場に運ばれ@生のパック詰めA釜揚げB素干しに加工される。最も多いのが素干しだが、「東名高速道路の建設で砂浜が埋め立てられエビの干し場がなくなった」ので今は富士川の干し場まで運んで干す。春漁は1日で乾くが、秋漁は2日がかりになるので少ないらしい。次に多いのが釜揚げで、その日50杯仕入れた渡辺商店では30杯を釜揚げにしているところで、辺りには何とも言えない甘い海の香りが漂っていた。出来上がった物しか見たことがないので知らなかったが、驚いたことに桜エビには体長の3倍ほどある長いヒゲがあり、“ヒゲ取り”作業が行われていた。紡いだ赤糸のように見えるのがヒゲを集めたものだった。 |
モニュメントと直販所 |
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桜えびモニュメント |
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国道1号線沿いにかなり目立つ桜エビのモニュメントがあり、その前に漁協が経営する『直販所』がある。 「台湾でも桜エビが獲れ、不漁の年に仲買が輸入物を混ぜて売った」ことをきっかけに“本物”を知ってもらうために設けた。釜揚げ250g850円、冷凍生250g750円、素干し1袋650円、佃煮1箱750円と、漁があった日にだけ出される“生桜エビ”600円もあった。ほかに、もうひとつの名産“生シラス”100g350円も。また、毎年5月3日に開催される『桜エビまつり』では漁協女性部が“桜エビのかき揚げ”を1枚100円で特売し大人気とか。 |
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