-----徹底した資源管理で”桜えび”漁を永遠に(P4)-----
静岡県・由比港漁協
桜エビ漁に同行
 
桜エビ漁に出発
午後3時、4班の船団は2班に分かれてそれぞれ別の漁場に向け出港した。乗せていただいたのは昨年建造したという『日吉丸』6.6d。桜エビ漁の曳き網漁船は全て6.6dに統一され22年で新建造することになっているという。船長(船主)は望月孝利さん(42歳)。由比港漁協組合員の平均年齢は40歳台後半で、全国的に課題となっている“後継者問題”もここには伺えない。「若い人が多い。高校を出てすぐ船に乗る人や、他で働いていても20代後半には帰ってきて後を継ぐ」とか。
 「春漁の漁場は沼津沖で近いが、秋漁は焼津沖なので1時間半かかる」と言う。考えてみると駿河湾は日本で1〜2に大きい湾で由比は1番奥まったところにある。西日に向かい30分ほど行くと右側に三保の松原や日本平が見えてきた。そこまではよかったが、徐々に西風が出てくると船は正面から激しい波しぶきを受けるようになった。どこかにつかまっていないと転がってしまいそうな振動が続く。「今日は波があるようですね」と不安そうに聞いてみると、「いや、ない方だ。まだ西風だからいいんだよ。東の風はもっと悪い」と漁師さんたちは平然としている。
 
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桜エビ漁に同行
日没と同時に漁開始
桜エビは大型が人気

宮原組合長に聞く
加工場では
モニュメントと直販所
桜エビ料理
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