広がる運動
 学校や公民館など、公共施設では、殆どが合成洗剤を追放しています。
 三木小学校では、4年生以上が参加する保健クラブの子供たちが、毎年廃油を使った石鹸作りに取り組んでいます。中学校の文化祭では、漁協から出かけていって、水槽実験を行い、「自分の海、自分の体は自分の手で守ってほしい。また、今日からでも、石鹸を使って、魚にやさしくして自分たちの海を守ってほしいい」と呼びかけました。


海は生命のふるさと
廃油からの石けんづくり体験
 石鹸運動の広がりは、海を汚さないための様々な取組みへと発展していきます。これまで捨てていた使用済みの食用油から石鹸を作り始めました。この石鹸は良くおちますし肌にもやさしいいとみんなが作り始めました。仏事の「おかえし」に使っていた合成洗剤は、「ノリ」に代わりました。これまで、そのまま捨てていた「米のとぎ汁」は、海を汚すというので、花にかけるだけではなく、EM菌で処理して、入浴剤にしたり、トイレの臭いけしにしたり、風呂場のぬめり取りとしても利用しています。
 そして、漁協の購買部には何時でも、わかしお石鹸が置いてあるだけではなく、町のスーパーでも石鹸を置き始めたと言うことです。
-4-
戻る ・・・ 次へ
CONTENT
熊野灘の漁村
運動の再出発
二つの水槽実験
三木浦の海は
百聞は一見にしかず
理解が早い子供たち
広がる運動
海は生命のふるさと

公民館の年間プログラム
親子学級の学習記録