新潟県・新潟漁協
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新潟港の風景

 ずっと「新潟には旨い食材がある」と思っていた。上越新幹線「 Max とき」が燕三条駅を過ぎた頃からしばらく水田の中を走り続けるのを眺めながら「新米の“コシヒカリ”が出回っている頃だな」と思う。新潟駅から信濃川河口の万代島にある漁港までは車で5〜6分だろうか。新潟港はかって日本海海運の拠点として栄え、鎖国時代に終止符を打ち明治元年に開港した5港のうちでは日本海側で唯一の港でもある。現在の新潟市も人口 50 万人超の日本海側最大の都市として発展し続け、新潟漁協も平成 16 年1月、県下広域合併計画の最初の核となる合併を実施し新たなスタートを切った。



異業種の2漁協が合併
 

 資料によると、「新潟市は戦後二つの災害(昭和 30 年 10 月の新潟大火、昭和 39 年 6 月の新潟大地震)に見舞われたが、市民の力により復興」とあった。今回合併した新潟漁協と新潟市漁協は昭和 39 年( 1964 年)の大地震を機に 2 年後(昭和 41 年)、中央卸売市場機能を持つ新潟市漁協と製氷・冷蔵倉庫業の新潟漁協として設立された。「地震で冷蔵庫のダメージが大きく抱えきれなかった」ため分業し、その後は業務内容の異なる2漁協として営業を続けてきた。

 本所のある万代島水産会館を訪れると、窓口になっていただいた池田定成総務部長が大倉常夫組合長、當摩栄一副組合長、増田眞人専務、佐藤善己企画管理部長など漁協関係者のほか、新潟市産業経済局の小戸田明水産係長などたくさんの方々を紹介してくれた。

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