----- 広域合併3年目は基盤強化と新事業展開を推進 (P7)-----
三重県・鳥羽磯部漁協
海女のアワビ漁


 
海女さん達が続々帰港
海女さん小屋
答志島の東に“小築海(こずくみ)”という島があり昔から良質アワビの漁場となっていたが、資源管理上 1 年に 1 回だけ、それも 3 時間だけ漁を解禁することになったという。正午を回った頃、この日一斉に漁に出た島の海女たちを乗せた小型漁船が次々に帰ってきた。昔は白い磯着で桶を持って潜っていたらしいが今は黒のウェットスーツ姿だ。早速、船から上がり着替えをしている海女さんに聞いてみると、「クラゲで真っ白でアワビが見つけられなかった 。水が温かくてスーツでは暑いくらいだった」と岸壁の着替え場で水を流していた。それでも岩ガキ・サザエに混じり立派なアワビもあったが…。潜る人はオモリを付けて7 m 位は潜るらしいが、「今日は潮が引いていたので2〜3 m 」と。島では男性 20 人を含む約 150 人が潜り漁をしていて
とれたてアワビ
小築海以外は毎年 7 月 1 日に解禁となる。クロアワビが` 7,000 円強、アカアワビが` 6,000 円前後、サザエは` 750 円、アカウニ` 1,400 円位で相場の変化はあまりないようだ。   岡野常務が言っていたが確かに「姿は同じでも身が違った」。貝から盛り上がる身の入り身の厚みには驚いてしまった。「伊勢湾から出てくる水と太平洋の濃い塩分濃度が混ざって自然に生まれる絶品のアワビ」だ。

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