----- 広域合併3年目は基盤強化と新事業展開を推進 (P4)-----
三重県・鳥羽磯部漁協
答志島に渡る
・ 本所は観光地の中に
・ 合併後の取り組み
・ 離島の嫁探しと寝屋子制度
・ 答志島に渡る
・ 岩ガキと生シラスの入札
・ 新規直販事業とカキの
安心マーク
・ 海女のアワビ漁
・ 郷土料理
答志島市場と漁船
翌朝、本所近くにある市営船のりばから答志島行きの船に乗った。 答志島は鳥羽湾最大の島で鳥羽港の北東約 2.5km にあり、東西6 km ・南北3 km の細長い島で桃取・和具浦・答志の3集落・3市場がある。鳥羽磯部漁協の水揚げの6〜7割は離島で占められ、中でも答志島・答志支所は鮮魚をはじめとする水揚げの多い所だ。同行してくれた村田課長から「今日は年に 1 度の禁漁区のアワビが揚がるようです」と聞き“ラッキー”と思う。潮風を一杯に浴びながら周囲の島々の風景を眺めながらの約 30 分の船旅は快適だった。連絡船が着いたのは支所前
小分けされている水槽
の岸壁で、すぐ近くでは小型漁船が水揚げしているのが見えた。岸壁沿いには段々畑のように活魚水槽が設置され、小分けされた水槽の中にはスズキの大物やアカウオ・タイ・タコ・シイラなどがいた。サワラの入札はすでに終わったあとで、 8 時 50 分からは少し歩いた場所にある市場で“岩ガキ”の入札があるというので向かうことにした。たいした距離ではなかったが、さすがに炎天下の暑さは強烈でうだるようだった。
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