愛媛県・八幡浜市漁協
 
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湧別漁協一帯
市場から対岸を見る
 JR松山駅から特急「宇和海9号」宇和島行きに乗った。駅弁を食べながらゆっくり外の景色を眺めて…と思っていたら突然、トンネルが5〜6個続いて全く外の景色などという状況ではなくなってしまった。予讃線は海岸べりを走っているものと勝手に思い込んでいたのが間違いで、実は山の中を切り開いて走っていることがわかった。やがて、田んぼのあぜ道に咲く鮮紅色の彼岸花が目に入り、次に山の急斜面に石を積み上げてきれいに整地された段々畑が見えてくると八幡浜駅に到着した。八幡浜市は四国の西の玄関口として港を中心に発展してきた町で、その基幹産業である漁業を支えてきたのが八幡浜漁協(今年7月1日に任意組合であった日本西海漁協と合併した)と言える。

沖合いトロール漁船の減船

 
トロール船
モイストペレット
漁協の本部事務所は、岸壁に面する市場と臨港道路を挟んだ向かい側にあり、道路に沿って製氷工場や冷凍冷蔵庫工場、モイストペレット製造工場なども併設されている。 戦後まもなくの1946年に現在地で市場業務が開始され、宇和海を漁場とする沿岸漁業や沖合いトロール漁業(底曳き網漁業)の水揚げでにぎわってきた。中型トロール漁船の数はかつては数十隻にも及んだが、漁獲量の減少や経営悪化で現在は10隻(2そう曳き5カ統)に減ってしまい、沖合いトロール漁船の組合であった漁協は八幡浜市漁協と合併することになった。「昨日が新しい給与体制での初めての支給でした。まだまだ仕事が山積みです」と多忙な城戸稔課長補佐に案内してもらうことになった。
 
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沖合いトロール漁船の減船


婦人部の活躍
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