----- チャレンジ精神で挑む県内第 1 号の広域合併漁協 (P5)-----
鹿児島県・北さつま漁協

外港では大中型巻網漁船が水揚げ
 
水揚げ
大量のサバ、ウルメイワシ
  次は、「外港の方でまき網漁船の水揚げが始まる」ということで車で移動。旧港から新港を経て外港までの距離は何キロくらいかしら?歩いていたら作業が終わってしまうくらい離れている。昭和 60 年代に行われた漁港整備事業で、この辺り一帯には水産物の加工場も多く建設されたようだ。
  荷捌き場にはこれまで見たこともな
冨吉業務部長
い大がかりな選別台があった。その 1 番高い場所から冨吉寛一業務部長が「おいでおいで」の手招きをするので勇気を出して上って行くと、 期待通りに魚がコンベアを流れながら何段階かに選別されていく様子や水揚げ中の船上の様子まで把握できた。だが、「あまり長居するところではない」ので早々に恐る恐る下った。
  『第 18 海盛丸』 19 dは野村義也組合長所有の巻網漁船でサバ、ウルメイワシが水揚げされていた。富吉部長によると「サバはハマチ養殖の餌、ウルメは塩干に加工される」そうだ。当日水揚げした他の 2 隻も県内船でサワラ、タチウオ、シイラなどかなりの大型魚が水揚げされていた。サバ以外は外海で巻かれた物で、 1 尾2`平均のサワラは` 1,100 円、タチウオは` 400 〜 500 円の相場らしい。巻網漁船の場合は「入船して魚を見たらすぐ買い手が決まる」という。最終選別や箱詰めの手作業は女性の荷役グループ(1グループ 10 人編成が6グループある)がテキパキと進めていた。彼女たちなくしては仕事も始まらない。ウロウロしていたら「危ないよ!!」と怒られそうになった。


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