----- チャレンジ精神で挑む県内第 1 号の広域合併漁協 (P4)-----
鹿児島県・北さつま漁協

旧港の棒受け網漁船の水揚げ
 
カタクチイワシ
棒受け網漁船の水揚げ
  翌朝 6 時、同じく旧港で棒受け網漁船が入港・水揚げするのを見ることにした。最初に入港したのは『福心丸』で、選別台の上に水揚げされたカタクチイワシ・アジは待ち構えた選別隊の面々によって手際よく分けられる。
福心丸の福留さん
船主の福留建三さんによると、「夜間 12 時に 出港し阿久根沖が漁場」と。カタクチイワシは煮干の加工原料で、「黒之浜だけどカタクチイワシを扱う仲買は阿久根しかいないから」と話していた。そのうち『ゆうしょう丸』『清福丸』『豊漁丸』…と小型棒受け網漁船が次々と帰港し、 L 字形になった岸壁のアチコチで水揚げ・選別作業が始まった。セリ場の一角では午前 5 時の 1 番入札で落札されたと思われる一本釣りの“華アジ”やアカイカ、アラカブ、ウスバハギなどが木箱の中で出荷を待っていた。

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