-----国内有数の周年リゾート地をバックに近海・沿岸漁業(P8)-----
静岡県・伊東市漁協
婦人部の活動と郷土料理
 
西野さん
「伊東で生まれて結婚後もずっと住んでいる。父親が漁船を持っていて1本釣りや棒受け網をしていたので小さい頃からよく市場に来ていた」という婦人部長の西野松枝さんに、婦人部の活動状況や土地の料理について伺った。
 1月下旬の週末に開催される伊東市主催の『めちゃくちゃ市』には土地の農林水産製品が一堂に出品され、
花笠踊りに参加
漁協婦人部はさつま揚げ(伊東ではチンチン揚げという)“揚げはんぺん”や“小アジの南蛮漬け”“昆布巻き”“アジフライ”などを作り大奉仕で販売する。10月の『花笠踊り』には婦人部手作りのはっぴを揃えて踊りの行列に参加する。地元の魚をおろして食べてもらうため、高校生対象の『お魚おろし教室』も続けているとか。「最初は魚の先っぽをつかんでいた学生もアジを三枚におろしたり、サバの煮付けやおぼろ作りに興味をもってくれた」とうれしそうに話してくれた。

【サバの揚げはんぺん】------------------------------------------
 サバ(700g位)…4尾
 タマネギ・ニンジン・ゴボウ
  ( みじん切りにして適宜)
  砂糖…大さじ3杯、
  味噌…大さじ1杯
  片栗粉…大さじ2杯
  小麦粉…大さじ2杯
  玉子…1個、
  ショウガ(すりおろし)…少々
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A
B
C
D
E
サバを3枚におろし、切り身の前ビラの骨をそぎおとす。
骨や皮を取り除き水洗いする。
切り身をすり鉢、すり器などでする。
すり鉢にすった身、調味料などを加えて混ぜた後、タマネギ・ニンジン・ゴボウのみじん切りを入れて混ぜる。
混ぜ合わせた物を手で小判形にするか、スプーンで少しずつ取り油で揚げる。
キツネ色に浮かび上がったら出来上がり。

【昆布巻き】----------------------------------------------------
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生昆布を幅7〜8cm、長さ15〜16cmに切る。
A 揚げはんぺんの材料を昆布の上にのせ、のり巻き状に巻いて20分蒸す。
B 鍋に水・砂糖・醤油・みりんを入れ、Aを40分間コトコトととろ火で煮る。
 
  そのほか、「昔からお祭りの時などによく作る」と、玉子・おぼろ・ニンジン・サヤエンドウ・マグロ・干しサクラエビを甘辛に煮て酢飯の上に並べた『箱ずし』(ちらし寿司)も紹介してくれた。


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