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ちょっと興味深い話を聞けた。伊東市は太地町(和歌山)とともにイルカ追い込み漁の許可を持っているということだ。江戸時代からイルカを追い込み網(村張り)で捕え、食用とし地域で分け合って食べていた。川奈海水浴場の隣に“いるか浜”というビーチがあるが、「昔、川奈の湾がイルカで一杯になったこともある」そうで、この時は3,000頭のイルカが入ってきたという。血の道(?)に良いということで特に女性に珍重されていた。「バンドウイルカやスジイルカの赤身は鯨より黒っぽい肉で繊維は軟らかく、ダイコンやゴボウと一緒に煮て食べる。今でも乾燥させた物や塩漬けにした製品が出回っているが、平成11年からはイルカの群が回ってこない」と言う。
また、戦後のボラ漁の話も聞けた。ボラは毎年10月頃になると漁獲され、「業者が“カラスミ”原料となる卵巣だけ取っているが、富戸(ふと)では刺身でも食べている。浜松や豊橋ではボラは出世魚ということでかっては将軍に奉納されていた記録もある」と。
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伊東マリンタウン |
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伊東マリンタウン |
菊地隆雄課長が伊東市北部の海岸沿いにあり漁協も出資しているという『伊東マリンタウン』に案内してくれた。カラフルな色使いの洋風建物の中にはショピングセンター、レストランに加え天然温泉や遊覧船の発着場、マリーナもあり「立ち寄ってみたい」気分をそそる場所だ。ショッピングセンターに置かれている商品もシャレた高品質な物で各レストランも充実している。何より海が見える立ち寄り天然温泉“シーサイドスパ”には興味が湧く。当日泊まった“はるひら丸”の経営者は漁協の組合員で民宿や食事処のほか、このマリンタウンから出港する遊覧船事業もやっているとか。
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