日本一がいっぱいの島
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鷹の浦漁港付近 |
坊勢島は1時間も歩けば島を一周できるくらいの島だが人口約3,200人(850世帯)、うち約600人(480世帯)が漁協組合員で人口の6割は漁業関係者だ。昭和24年に利便性などから北側にある家島の漁協から漁業権は共同で独立している。現在の組合員の平均年齢は46.2歳で日本一若い。「後継者が圧倒的に多く、なりたい人が多すぎてずっと右肩上がりで増えている。隠れ漁師もいるから実質的にはもっと多いかもしれない」と言う。総水揚げ量も増えているが、金額的には横ばいからやや下がり気味と聞いた。組合員数・水揚げ量・水揚げ金額とも兵庫県一で、所属漁船隻数は「平成8年には1,000隻あったが現在は883隻で年々減っている」と。これは港が狭いので使っていない船を処分した結果で、係留スペースは日本一狭い(短い)らしい。
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藤井太電算部長 |
藤井部長が「日本一がまだある」と教えてくれたのが@電話の普及率A水が高い―こと。水は船で運んだり各家庭で淡水の浄化装置を設置したりと苦労していたが昭和59年5月、赤穂市の千種川から海底送水管で運ぶ工事が完成し島民全員が水道を使えるようになったという。隣で上西課長が「もう一つ、人口当たりの原付きバイクの数も日本一です」と。島の狭くて勾配のある道を走るにはなくてはならない道具(?)で、一家に4〜5台はあるようだ。
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