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弁天島 |
瀬戸内海の島に行くことになった。その島は淡路島と小豆島の間にあり、姫路から南西に18km沖合にある47島からなる家島諸島の1島で、地図上では見落としてしまいそうな『坊勢島』という小さな島だ。ところが7年連続兵庫県一の水揚げ量(金額)を誇り、瀬戸内海で唯一人口が増えている地域で、しかも人口ピラミットが近年には見られなくなった“鉛筆型”、つまり30歳以下の若者が約半数を占めているという不思議(?)な島でもある。主幹漁業となっている海苔養殖の摘み取りが始まったと聞き12月中旬、姫路港から定期高速船に乗り約30分で待望の島に着いた。 |
予想外の島だった
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長井漁港、山一面の住宅 |
船着場まで迎えに行きます」という上西典幸課長代理からいただいたメールを見た時は、「“フナツキバ”、演歌に出てきそうな懐かしい響きだな」と思っていたが島のイメージは全く違っていた。海上からみると“家だらけの島”といった感じで丘陵はほとんど見当らず、どうも優良漁協の存在する島であると同時に人口密度の高い住宅の島でもあるようだ。それぞれ立派な一戸建ての家が多く、漁協事務所のある建物もモダンで清潔感が漂っていた。早速、興味津々に藤井太電算部長、上西課長から島の概要などを聞いた。
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