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マンボウの水揚げ |
やがて定置網漁船『鰤丸』が入港し、慌しく水揚げ作業が開始された。魚層からクレーンで次々に選別台に下ろされるのを見ていると、サワラ・メジ・イナダ・カワハギ・ソウダガツオ・ヒラマサ・スズキ・アンコウ・サンマ・アジ・イカなど魚種が多い。
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定置網船が入港 |
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水揚げ・選別 |
最も目立って多かったのはサバフグの仲間というコガネフグで、この日の水揚げは約4千dで、それらの中にはひょうきんな“マンボウ”の姿もあった。業務部長の渡辺忠幸さんによると、
「通常の買受人は15業者で魚店や加工屋、ホテル関係、病院など地元消費も多く、鴨川の浜値は高い」と言う。マンボウの相場が`100〜150円と安いのに驚き聞いてみると、「歩留まりが2〜3割しかない」そうだ。地元では肝和え、刺身、天ぷらなどで食べられるらしい。「深層水の開発が進めば付加価値のある魚作りに使っていきたいし、製氷にも利用したい。3月には新しい荷捌き場も完成するので市場の改善も進む」と言う。 |
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