----- HACCP方式を導入した新市場に一元集荷(P7)-----
山口はぎ漁協
アマダイの出漁準備
 
アマダイ延縄量のエサづけ作業
越ヶ浜の本所前に今年3月まで使用されていた荷捌き場(市場)があり、4〜5人ずつ集まって何かの作業していた。聞いてみると、「アマダイを釣る延縄のエサを造っている」と言う。それぞれの傍には直径50〜60cmの桶のようなものが積み上げられていて、その周りには白い物を付けた細かい釣針がたくさんかけられている。白く見えたのは"ロリイゴ"という輸入物のイカを細かく切り塩をまぶしたものだった。1鉢に90針、ひとつずつエサを付けていく細かい作業で、漁師の出漁にあわせて用意しなければならず「ほとんど毎日エサ造り作業に追われる」と言う。隣でも同じような作業をしていたが、こちらは"カサゴ"狙いで、エサは北海道産の冷凍オニイカだそうだ。
 
旭日丸と船主の井町橘治船長
そばに停泊していた延縄漁船『旭日丸』(11d)に井町橘治船長がいた。1操業に120鉢積み込み、1鉢に300円の手間料を払っているらしい。漁場はケンサキイカと同じ八里ケ瀬で、6〜13d級の船に1〜2人乗り3日間の操業になる。アマダイは「90針に1尾食うか食わないかだな」と聞き漁の厳しさを感じる。アマダイの場合、「特に盛漁期はないが冬場はシケで出れないから操業日数は年に半分くらい」と、また「前は1箱(3`)15,000円も出たが、今は10,000円位に下げた」とも話していた。

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アマダイの出漁準備
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