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笠山から市場方面を見る
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山口はぎ漁協は全国的に注目されている漁協のひとつだ。昨年4月に14漁協が合併し、今年4月1日には水産庁の水産物産地流通加工施設高度化対策事業の第1号整備で新市場が完成したからだ。萩といえば毛利輝元が36万石の城下町を築き260年間、山口に藩庁が移転するまで防州・長州の政治の中心地として栄え、幕末には木戸孝允・高杉晋作などの志士を輩出した維新の街としても名高い。もしかしたら、山口はぎ漁協も全国の漁協に維新の風を吹き込むことになるのか…。運良く台風6号が過ぎ去った朝、島根県の石見(いわみ)空港に飛んだ。萩市内に向かうバスは海岸線を約1時間走るが、途中にはいくつもの入り江があり漁港や漁船も見えた。
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7市場を廃止して一元化
本所は笠山のふもと越ヶ浜にある。萩市北部にある笠山は半島になっているが、もともとは島だったそうで、火山の活動で溶岩や砂れきで砂州ができ半島化したらしい。越ヶ浜支所はその砂州にあり、近くにはマダイ・メバルなど数種類の海水魚が生息する"明神池"というかん水湖もあり興味深い。早速、長岡利憲参事を訪ね漁協や新市場の概要を聞く。
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