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スルメイカの水揚げ |
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発砲箱づめのスルメイカ |
西海丸を下船すると、隣の岸壁では夜漁を終えたイカ釣り漁船の水揚げが始まっていた。イカ漁は船上で選別・箱詰め作業を終えているので水揚げされるのは発泡箱の山。お願いして中を見せてもらうと、柔らかく旨そうなスルメイカがびっしり並んでいた。目立ったのは長崎船籍の漁船で、『恵比須丸』は「5月10日に長崎を出て1カ月能登沖で操業している。そろそろ山形方面へ移動しようと思っている」と言う。イカ釣り漁船は15〜16d級が主体で乗組員は1隻に2〜3名。2月の中頃に対馬周辺で漁が始まり日本海をイカを追って北上し、旧盆の頃には北海道まで移動する。この日は15隻の入港があった。
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瀬川浩之さん |
販売課長の瀬川浩之さんに今年のイカ漁などについて聞くと、「史上最悪かもしれない。例年だと1日30隻は水揚げするので漁船が沖で待機しているのだが…。今日みたいに岸壁が空くようではね…。1隻当たりの漁も200箱はあったのに、今年は100箱平均なので水揚げもすぐに終わる。魚体も小型が多いなあ」と言う。平均相場は1箱1,500円で、「10年前は2,500円だったのに厳しくなった」と。とぎ漁協の5月の水揚げ金額は1億7,500万円(昨年2億円)で、うち4,500万円は外来船が占める。「資源の減少と単価安で今年は1〜2割落ちている」らしい。この日のスルメイカ水揚げ量は1,600箱で、金沢・関東・関西・九州方面に出荷された。
「第一に高く売ること。あとは流通・運賃面などの手数料をいかに省くかで、状況を見ながら出荷調整している。施設が整っているので有効利用し、品目を増やして送り先を考える」と瀬川課長。1〜4月が漁期の"活アマエビ"もブランド化が進み、問い合わせがあれば産直にも応じている。
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イカ釣り漁船も水揚げ
販売方法を工夫
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土地の料理 |
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