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活きマツバガニ |
綱田宣雄販売部長に賀露本所(賀露・酒津・浜村・夏泊・青谷)の漁業内容などについて話を聞いた。
所属漁船は464隻で、そのうち8隻は50〜100d級の沖合底引き網漁船で松葉ガニ(ズワイガニ)、ハタハタ、カレイ、モサエビなどを漁獲している。平成14年7月から15年6月までの漁獲統計では松葉ガニ(オス)83d、親ガニ(メス)87d、若松葉ガニ(脱皮ガニ)154dとなっていて、「数量は5年前から少しずつ増えている」と言う。その要因は「高齢化と後継者不足で漁船数が10年間で半減した」「10年前から県がメスガニの放流を始めた」ためだ。綱田部長によると、「量が増えている一方で減船が続いているので1隻当たりの漁獲量が膨大し、10年前に比べると2.5倍(オス)に伸びている」そうだ。資源が回復していることはうれしいが、漁船が減少していると聞き単純には喜べない話だった。
年明けからの沖底船は、カニの相場が下がることなどから主にハタハタやソウハチガレイを対象に漁獲。1操業は4日で、1隻平均1,000箱(1箱5s)を水揚げする。ハタハタは“秋田県”のイメージが強かったが、実は鳥取県の漁獲量が全国一と聞き以外だった。「秋田や青森に出荷している」と言う。また、「去年は20年ぶりの大豊漁で半値になった。今年はまだ少ないけど在庫があるから価格上昇は期待できない」そうだ。
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