鳥取県・鳥取県漁協
 
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マツバガニ
鳥取県漁業協同組合は平成15年10月1日に1県1漁協を構築した。大分・秋田・山形に次いで全国4番目の達成県で、この2月には鳥取県漁連とも合併することになり名実ともに漁協関係が一同に集結する全国初の「モデル漁協」が出来上がる。
港の入り口
その一大拠点となるのが鳥取港(賀露港)にある『賀露本所』で、松葉ガニ(ズワイガニ)やハタハタ、カレイなどの水揚げ港としても名高い。開港1653年の賀露港は古くから交通の要所として発展し北前船の寄港地でもあった。また、“松葉ガニ”の名称が文献に初めて出てくるのが1845年の鳥取藩の文書ということから、鳥取県が「松葉ガニ発祥の地」とされている。

鳥取港は雪景色だった

 
雪でうまった賀露港
そんな賀露本所を訪問したのは運悪く大陸からの寒気団が次々に押し寄せた時で、鳥取空港に着陸できなかった飛行機は伊丹に降りたので新大阪から新幹線で岡山へ、そこからはJR因美線で鳥取駅へ向かう羽目になってしまった。辿り着いた町はすっかり雪に覆われ凍りついていた。遅い夕飯を食べながら「この天気では明日の水揚げはないな」と思う。
 それでも翌日、
金岡紀史専務
朝7時にタクシーで漁港に向かった。雪はほとんど止んでいたが空はどんよりしている。「冬独特の“なまり色の空”と言うんですよ」と地元生まれの運転手さんが教えてくれた。
鳥取港にある荷捌き場の屋根も岸壁も真っ白な雪が数十センチ積もっていた。見ている分にはきれいな雪景色ではあったが、予想通り本来なら8時のセリ開始に備えて慌しいはずの一帯がシーンと静寂に包まれ人も物もカモメも見えなかった。「どうしよう」と思っていると漁協事務所の外階段を昇っていく人がいて、それが金岡紀史専務だった。
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鳥取漁港は雪景色だった
小型底引き漁船が入港した
海鮮市場“かろいち・かにっこ館”
婦人部と土地の料理
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