----- 海業(うみぎょう)事業を柱に沿岸漁業を持続(P8)-----
 
神奈川県・みうら漁協
永塚販売所長に聞く
 
入札
入札が終了後、三崎沿岸販売所の永塚猛所長を訪ねた。「平成11年までは巻網船が入りマイワシを揚げていたから扱い量も多かったけど、平成14年は全ての魚種が不振だった。14年から黒潮の動きが変わらず漁がないので漁船の稼働も半減している。キンメが扱い金額の4割を占めているので打撃も大きい」「130〜140人いる仲買
永塚猛所長
人のほとんどはマグロ扱い業者で沿岸物の産地仲買をしているのは3〜4人。あとは小売りなど小規模仲買が40人ほど」などの説明を受けた。また、城ヶ島にある冷蔵庫(1,270d)には水族館のイルカやオットセイのエサが保管され、三浦市内にある“油壷マリンパーク”や横浜の水族館に供給しているという。さらに、昭和59年からは城ヶ島や三崎港内に蓄養生簀が本格的に設置され、三重県漁連・香川県漁連などに貸し出ししている。そして今後は、「生産量が増える可能性は望めないので宅配など合理的な売り方を考えていかなければと思っている。HACCPやトレーサビリティーも重要だ」と。
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シケで入港漁船はなかった
永塚販売所長に聞く

みさき海業センターとレストラン“はまゆう”
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