ここのサデーはうめえよ
  
殻ごと火にのせて、ほぼ火が通ったところで醤油と酒のつゆをそそぐだけ(壺焼き)
 星野さんは民宿「まこと」(рO470・38・4442)を営んでいます。星野さんが仕入れ担当ならば、妻の幸江さんが料理担当。その「まこと」の夕食で食べた大きなサザエの壺焼きが圧巻でした。香ばしさとコリコリした楽しい食感には、恐れ入るばかりです。
先端の肝まで取り出したい(壺焼き)
コリコリ感と苦みを堪能(壺焼き)

 壺焼きの作り方は漁師流。殻ごと火にかけて、熱が通ったところで醤油と酒のつゆをそそぐだけ。料理屋の気取った壺焼き(いったん身を取りだし、細かく切ってから火にかける)よりも、ずっと滋味深いものでした。このほか「まこと」では、「サデー」を素材にして、酢漬けやフライ、唐揚げをよく作るそうです。
「酢漬けやフライなどを作るときは、殻ごとのサザエをほんの少しゆでます。そうしますと、殻から身を簡単に取り出せますよ」と幸江さん。これまで、活サザエの身を取り出すのに四苦八苦していたぼくは、目からウロコが落ちる思いでした。

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CONTENT
サザエとは「小さな家」の意味
海底をのぞいて獲る眼鏡漁
みごと!四つ又にサザエをはさむ
サオのしなり具合を計算して突く
ここのサデーはうめえよ
サザエの料理