アイデア商品が一杯の直販所
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左:上野勝三課長 右:吉田貢係長 |
直販課事務所に続く加工場では上野さんと吉田貢係長が忙しく動き回っていた。「現場も加工もパソコンもすべて二人でこなしています」とパートの女性陣に混じって宅配用の荷物を造っていた。漁協の直販課ができたのは平成 9 年で「地名をアピールしながら直接消費者に新鮮な安い物を届けたいと思った。数量・金額とも年々上昇しているので加工場が狭くなってきた」「前は東北までだったが九州・関西・関東まで顧客が広がった。ネット注文や再注文も多い」と。
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ウニとアワビの一夜漬け
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直販用商品ケース |
この時期は“生塩水うに” 100g ・ 1,300 円が人気商品。新鮮なウニの身を人工塩水で殺菌したそのまま刺身で食べれる物だ。“うに一夜漬け”や“うにとあわびの詰め合わせ”や、「どこにもない商品」の自信作で角切りにした“あわびの一夜漬け”。“イカの生干し”や“マイカの沖漬け”は漁師に依頼して船上で加工された物で、生干しは 1 日 300 枚、沖漬けは 1 日 180 尾の限定商品だ。「生干しは昨年から始めたが一夜干しと食感が違う。軟らかく水分が身に凝縮されていて焼くとイカの脂がジューと出る」そうだ。そのほか、天日干しの“ホッケの開き”やすり身、茹でた活タコの足を真空パックした品など冷蔵ケースの中には魅力的な商品が多種並べられていた。「現在、ホッケの加工品を考え中」と上野さん。
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