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底引き船が数隻停泊
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建造中の船 |
いわき市漁協は2000年10月1日、いわき市内の沿岸7漁協(久之浜・四倉・沼之内・豊間・江名町・小浜・勿来)が合併して誕生した福島県内最大の漁協で、組合員数646名、所属漁船508隻となっている。最も北にある久之浜本所から南の勿来支所までは62kmあり、各地域間の距離はそれぞれ約10km。市場は江名町・小浜を除く5ヵ所に点在している。
(久之浜本所)
本所となっている久之浜の所属漁船は85隻で、沖合底曳き・小型底曳き漁船によるアンコウ・アジ・ヒラメ・カレイ・メヒカリ・タコ漁、沿岸船曳き網のシラス・コウナゴ、貝桁漁のホッキ貝、浅海漁業のアワビ・ウニなどが水揚げされている。貝桁漁は15隻で共同出荷、水揚げ金額はプール制をとっている。
(四倉支所)
四倉(よつくら)の所属船は40隻で、うち2隻は127d型で北洋サケ・マス(6〜7月)・サンマ(8〜11月)の二毛作をしている。また、サンマ漁とズワイガニ漁をしている50d型1隻もある。「北洋サケ・マス漁は入漁料が高く採算ベースに合わないが、サンマ漁は去年に続き今年もまあまあ」だそうだ。ホッキ貝は専用船で15名が3グループに分かれ、3交代制で"噴流式マンガ"漁法を用い水揚げ金額はプール制となっている。
(沼之内支所)
沼之内は19d型沖合底曳き漁船1隻、小型底曳き漁船4隻ほか、シラス・コウナゴ・オキアミ漁の4.9〜7d未満の船曳き漁船など30隻。「オキアミはここ2〜3年は来ない」と言う。
(豊間支所)
豊間(とよま)には4d未満漁船を中心に95隻。1d前後の船でスズキ・ヒラメ・メバルなどの一本釣り沿岸漁業や、35名がアワビ・ウニの浅海漁業を行っている。アワビ・ウニは7割が増殖事業の成果によるもので、天然物の漁獲は3割ほど。
(江名町支所)
江名の水揚げの主流はアワビ・ウニで、所属141隻中80隻はこの浅海漁業。いわき市漁協全体のアワビ・ウニ水揚げ金額の45%は江名支所で占められている。ほかに船曳きのシラス・コウナゴやメバル・ヒラメの一本釣りも行われている。
(小浜支所・勿来支所)
小浜(おばま)では1年中船曳きのシラス漁が行われているほか、採鮑漁業など39隻。勿来(なこそ)は底曳き・船曳き・浅海漁業など75隻。 |
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沿岸7漁協の合併
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婦人部の活動 |
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久之浜本所の建物 |
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