----- 養殖ガキのオーナー制導入が話題を呼ぶ(P5)-----
 
京都府・湊漁協
女性部と郷土料理
和田さん・村岡さん
 女性部長の和田智恵子さんと副部長の村岡美代子さんがたくさんのカキ加工品を持って現れた。パッケージやネーミングにもこだわった佃煮の“かき家族シリーズ”で、『かき娘・生姜味』『かき娘・わかめ味』『かき娘・みそ風味』は3個入りで1箱、『かき家族』はそれぞれの単品となっている。また、桜のチップで塩味のカキをスモークしたという『スモーくん』は燻製カキの3個入り。「町からカキを利用して何かしてみてはという話があり女性部4〜5人で始めた」そうで、「商品化するまでは京都の食品会社に研修に行ったり、イベントがある度に試作品を出品してアンケートを取ったり大変だった」が、研究と努力の結果、昭和58年に完成した。平成6年には女性部で農林水産大臣賞受賞、加工部を作り販売の拡大も検討したが、生産体制が整わないので今は無理しない程度の生産量をマリンプラザのみで販売している。


【このしろ寿し】
 
  「正月にはなくてはならない料理で10月末から作り始める。昔は祝い事があると不思議にコノシロが上がって来て獲れたが今は貴重になってきた」という。
@ コノシロを背開きし中骨やエラを取り除く。
A 並べながら塩にする。
B 水洗いして塩を取り酢に漬ける。
C 卯の花(おから)を甘酢で味付けし、オノミを混ぜて炒る。
D @にCを詰める。
E 2〜3日おいて味を馴染ませる。

【茶がゆ・そら豆入り】
 「昔は“えびす講”などで1晩中起きている時に眠くなったら食べていた」そうだ。
@ 番茶を煮立てる。
A そら豆を炒って水につけ皮をとる。
B 皮を番茶で煮立てて濾す。
C 濾した水でご飯とそら豆を炊き塩で味を整える。


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