----- 地域の伝統を守りながら新事業を開拓(P5)-----
 
福井県・丹生漁協
漁獲物は敦賀市場に出荷
擬餌をもつ山岸さん
敦賀市場で荷をおろす
 翌早朝5時、漁船が停泊している岸壁に行くと漁師が魚の水揚げ・出荷作業をしていた。丹生の漁師の漁場は船で10〜20分の沖合と近いので、午前中の漁を終えると自宅で昼食をとってから午後の漁に出れる。『光漁丸』4.3dの山岸光さんは前日、釣りで午前中にハマチ42尾、午後ヤリイカ25尾を漁獲した。ここでは、漁師が各々貯氷庫から氷を運び自分の番号を書いたコンテナや発泡箱に魚を入れて道路側に置いておくと、地元の運送業者がそれぞれの荷を拾い敦賀市場まで運ぶ。水揚げの多い大敷網は別に運ぶことになるが、昭和35年からこの形がとられ業者は敦賀魚市場のセリ後、(受託販売品)仕切書を持ち帰り各漁師に配布するまでが仕事で運賃を得る。
 というわけで、運送トラックを追って敦賀魚市場に行った。トラックが到着するとJF福井漁連敦賀支所の職員がすぐ箱詰め作業を手伝い丹生地区の場所に並べる。降ろされる荷を見ているとサクラマス・メダイ・チダイ・サザエ・養殖ワカメなどもあった。市場には漁船が直接水揚げする場所、福井中央市場・金沢中央市場から陸送されてくる相対品を並べる所などがある。
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