兵庫県・香住町漁協
 
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雪景色の香住漁港
 兵庫県の北端、日本海に面する海岸線63.4kmの但馬海岸の中央にあるのが香住町で、日本海漁業の中心地として長い歴史のある町だ。特に、冬場の
市場に並んだカニ
香住と言えばすぐに“カニ”と返ってくるほどズワイカニやベニズワイガニの水揚げで賑わう市場として名高い。今でこそ“活ガニ”での出荷が当たり前になっているが6年前、初めてこれを試みたのは香住町漁協所属の沖合底引き網漁船で、現在も12隻が日韓暫定水域付近で操業している。「50〜60cmの雪が積もっている」と聞いたが、鳥取からJR山陰線で日本一のトレッスル式鉄橋“余部鉄橋”を渡り素晴らしい景色を堪能しながら雪国・香住駅に降り立った。

組合長に聞く

 
底曳き漁船
香住漁港の岸壁もすっかり雪に覆われていたが、荷捌所沿いに歩いてみると向かい側やドックらしき場所に漁船が多数停泊しているのが見えた。雪かきをしていた人に声をかけると、「シケが続いているから船はあまり出ていない」と言う。漁協事務所に入ると中はまだ昼休みらしく省エネ対策(?)で薄暗かったが、外気が冷たかっただけにホッとした。窓口になっていただいた守山基晴参事は現れたかと思うと、「これから職員みんなで岸壁の雪かきをするんで組合長と話しててください」と慌しく消えてしまった。
 しかし、吉岡修一組合長に会えたのはとてもラッキーだった。組合長は日韓漁業交渉の民間団体長、水産政策審議会委員、資源分科会委員など数々の役職をこなしアチコチ飛び回っているので事務所にいることが少ないからだ。漁協の現状は?と問うと、第一声が「落ちぶれてあきませんわ」だった。→次ページへ
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