モズクの収穫を見学
モズク収穫は収穫船と運搬船の2隻で作業する
一見は百聞にしかず。オキナワモズクの収穫を見学しました。機材を積んだ収穫船と運搬船の2隻で銭田漁港から出発。
「私たちのグループのホンモズク漁場は2カ所あり、遠いところで港から12キロ、近いところで3キロ」 と説明されているうちに、近場の養殖場に到着です。さっそく潜水具を装備した二人が潜り、海中での収穫を始めました。渡名喜さんは収穫船での作業。空調ダクトに煮た収穫機を通して、海中からモズクがどんどんと運ばれてきますと、網袋にはいったモズクを次々と籠に詰めていきます。
「収穫のタイミングはモズクの熟成度で判断します。私たちはよく熟成させ、ぬめりを少なくして、食感を高めてから収穫しているんですよ」
運搬船で1.5トンのモズクを積んで漁港へ運ぶと、久米島漁協の職員が待ちかまえていました。すぐに専用の作業場で計量し、殺菌海水で洗浄します。次に目視でゴミを取り除き、これを冷凍モズクや塩蔵モズクにして出荷します。塩蔵モズクの場合は、攪拌機で塩と混ぜ合わせ、タンクで1週間前後寝かせてから、1斗缶に詰めて市場へ送ります。
われわれがよく見かけるカップ入りモズクは、加工会社がこの塩蔵を塩抜きして製品化したものです。
ダイバーは海中で作業し、収穫船には渡名喜さん一人
モズクが海中から収穫機の網袋へ続々と送られてくる
船上の網袋から籠に移す
モズクの熟成度をチェックする渡名喜さん
水揚げされたモズクはただちに計量され、殺菌海水で洗浄される
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