ミズダコ籠網漁で大漁

今日はミズダコ
15杯の大漁
これは大きいなと
タコ漁師

 ミズダコの籠網漁に出漁する、阿部さんの恵比寿丸に乗せてもらいました。午前6時に寺浜港を出て、10分ほど走ると海面にぷかりと浮かぶブイに到着。長カギでブイにつながるロープを引っかけ、ウィンチにかけて30メートルほど巻き上げました。海底に仕掛けてあった黒色のタコ籠網が、次々に現れてきました。


  60センチ四方、高さ40センチの籠網です。この中に餌のサバを吊して海底に仕掛けておきます。餌につられたタコがはいると、2度と出られない仕組みになっています。「1本のロープに12〜13メートル間隔で、20個から40個の籠網を結んでるよ。全部でそうだなあ、350個前後の籠網を仕掛けてあるな」
  10個ほど空の籠網を引き上げたあと、阿部さんが「タコだ!」と大きな声を上げました。1個の籠網の中には、10キロもありそうな大きなミズタコがのたりのたり。こうして100個ほどの籠網を上げ、この日は大小15杯のミズダコを漁獲しました。

今日一番の大物 再び仕掛けを投入

 


「私はご覧の通り、顔も体つきもタコそっくりだから、タコに嫌われることはないなあ。だからいつも大漁ですよ、ワッハッハッッ」。
阿部さんはそう笑い飛ばし、船上に重ねておいた籠網に餌を仕掛け直し、思い切り海中へ投入していきました。2〜3日後に再びこの籠網を引き上げるそうです。


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