----- 東シナ海に浮かぶ秘境にはキビナゴ漁と海への熱い想いがあった (P5)-----
鹿児島県・甑島漁協
石原青年部長に活動状況を聞く

石原康司さん

 青年部長の石原康司さん( 32 歳)は船上で網の手入れをしていた。義父と二人でキビナゴ刺し網漁船『漁進丸』 7.2 dに乗っている。3〜4 km 沖の双子島・沖之島・近島付近が漁場で午前 2 時に出港、 7 時頃には戻ってくる。「ペーペーだから水揚げは人の半分。でも生活していけるから悪くない」と言う。水揚げされたキビナゴは1船にまとめ鹿児島・阿久根・牛深の市場に運ばれる。

 青年部では「サンゴが白くなった」ことをきっかけに 5 年前からオニヒトデの駆除作業を実施している。「これまでに 10 回、トータルで 1,000 以上のオニヒトデを揚げている。成果があってサンゴがきれいになった」と言う。その他、海岸・海底の掃除や藻場造成を行うのも青年部だが、「後継者や新規に始める人もいないので心配」と話していた。

 石原さんは今年、家族でキビナゴ・アジ・カマスなどを“天日干し”する塩干物の加工場を立ち上げた。新船建造も間近で益々頑張っている姿が心強かった。


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