生後4年目に漁獲
  
色鮮やかな南三陸のホヤ
 ホヤ養殖の作業は6月から始まります。3メートル前後の下げ縄1本に15〜17個のカキの殻をはさみ、その殻1個に20〜30のホヤの種を付着させます。
つくづく変な姿の生き物
下げ縄17〜18本を幹縄に結びつけ、浮き樽から水深約40メートルの海中にぶら下げます。ちょうど運動会のパン食い競争の装置に似ています。
  そうしておいて、あとはロープに付着するシューリ貝や海藻を取り払う作業だけ。エサも必要なく、4年後の5月から9月にかけて収穫できます。
「1〜2年で収穫できるカキと違って、4年もかかるから効率はよくないね。酢の物など食べ方が限られるためか、需要が伸びないのもホヤ養殖の悩みだね」と言いながら、安部さんは船上でホヤ数個を下おろししてくれました。





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魚でもなく、貝でもない
荒波でもまれるから美味
生後4年目に漁獲
ホヤの汁が隠し味
ホヤ料理