高値でセリ落とされる
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漁獲した魚で、早くも民宿の献立を考えている(?)
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網上げを終えると、桜井さんはその足で宇出津漁港まで車で魚を運び、セリ場に魚種別に並べました。7時30分から始まったセリで、アオリイカは1キロ当たり2500円でセリ落とされました。「クチイカは高級品だから、スルメイカの4倍も、5倍もの値がつくんだ」と網元は満足そうでした。
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イカの女王の貫禄。
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能登地方には「能登のととらく、加賀のかからく」という言葉があります。女がよく働く能登では夫が楽をして、武家社会の加賀では妻が楽をするという意味です。実際、能登のおかあさんたちは働き者です。でも、桜井さんはけっして「ととらく」ではないようです。早朝の5時半には定置網の船を出し、7時半からのセリに魚を運ぶ。さらに自ら営む民宿「遠嶋」(рO768・62・0643)の料理を担当しています。八面六臂の活躍です。
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宇出津港でセリを待つアオリイカ。
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高級魚のアオリイカは、この日も高値でセリ落とされた。
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