風味豊かな味噌汁にほれぼれ
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生のオッパワカメ。このまま料理に使うこともできる。
    オッパワカメを漁獲すると、その日のうちに砂干しにしてから保存します。風で吹き飛ばされないように網をかけ、やわらかくするために一度だけ海水をかけます。4〜5時間干したところで取り入れて、200グラム見当で1把にくくります。これが昔から行われている砂干しという保存方法です。もっとも酒井さんによりますと、「1カ月もすると風味が徐々に落ちてくる」そうです。

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砂干しのオッパワカメ。
 オッパワカメ漁の時期になりますと、富浦町の魚屋でその砂干しを見かけることがあります。1把で数百円。養殖ワカメにくらべると、よほど高いといってよいでしょう。それでも人気が高く、品切れのときが多いといいます。
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多田良西浜の隠れた名産
漁は2月初めから4月半ばまで
風味豊かな味噌汁にほれぼれ
オッパワカメの漁師料理