ポン酢で弾力を楽しむ
  
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久高島のウミブドウは光沢がある |
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ウミブドウは18度以下になるとしぼんでしまいます。そのため、本土への出荷は4月から10月に限られますが、暖かい沖縄県内へは年中出荷できます。久高島での卸値が1キロ3300円〜4000円。市場価格では1キロ7000円前後と高価な海藻ですが、需要はますます高まっています。
年間を通して収穫でき、その上高価となれば、養殖業者にとっていいことずくめのようですが、問題も少なくないとか。設備投資費やパートタイムの人件費が重なり、またリスクも少なくないと言います。
「台風で停電して、エアブローと海水を引くポンプが止まってしまい、全滅したことがあるんですよ。これからは自家発電設備が必要になるでしょうね」
と元パヤオ漁師は悩みを打ち明けました。
内間さんが、収穫したてのウミブドウをごちそうしてくれました。ポン酢をかけて口に含むと、ほどよい弾力が楽しく、やがてプチプチッとはじけて、口の中に爽やかな磯の香味が広がってきました。海がきれいな久高島ならでは味。まさしくグリーンキャビアです。
「うちではポン酢のほか、マヨネーズを付けてよく食べていますよ。ポン酢でもマヨネーズでも和えてしまうと、粒がしぼんでしまいます。刺身のように、食べる直前に付けて食べると、よりプチプチ感が楽しめます。野菜サラダに使うときは、トッピングにするとおいしくいただけます」
とのアドバイスがありました。
ウミブドウは食物繊維やビタミン、ミネラルを含む健康食品。それに加えてほかにはない愉快な食感があり、若い女性のあいだで人気急上昇中というのも大いにうなずけます。
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