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カツオカツオ食ばなし

食材としてのカツオ
カツオは季節によって二分され、初夏に三陸沖まで北上するものを「初ガツオ」「のぼりガツオ」、夏から秋にかけて南下するものを「くだりガツオ」と呼ぶ。
のぼりガツオに比べて、くだりガツオの脂身は4〜5倍であるのが特徴。カツオは回遊性の魚であるため鮮度が決め手、これらの季節でしか味わえない魚である。
“目に青葉、山ほととぎす 初ガツオ”と詠われるように、カツオは季節を運んでくる魚として昔から人気。江戸時代には、初ガツオの頃になると高価なものであったにもかかわらず「女房を質に入れても食べたい魚」と言われたほど、当時からの人気の高さがうかがえる。
カツオ写真



比べてみれば!カツオの値段

(キロ当たり)
浜値(勝浦漁協) 531円〜365円
東京市場(築地) 750円〜400円

(平成13年5月15日時点)




旬と産地

この時期が最高!→ 4月〜8月、10月〜11月
春と秋が漁獲期で、のぼりガツオの旬は4月〜8月、くだりガツオの旬は10月〜11月。春に黒潮にのって北上し、水温の下がる秋には南下する。
暖流を好み、住みやすい水温を求めて平均速度30キロ、のべ約2,500キロもの距離はグルグルと大回遊する。

国産物の生産地トップ3 (平成12年)
1)気仙沼(宮城県)
2)勝浦(千葉県)
3)石巻(宮城県)



栄養〜カツオに多く含まれる栄養と効能〜
栄養素
タンパク質
タウリン
カリウム
鉄分ナイアシン
ビタミンD、E




〜これに効く!〜
コレステロールを下げる
アルコール性肝障害に効く
皮膚を丈夫にする
神経痛をやわらげる
骨や歯を形成する
老化防止
抗酸化作用
貧血に効果
高血圧に効果



漁師直伝!おいしいカツオの見分け方
<一尾まるごとを選ぶとき>
おなかの黒い横線(シマシマ)がはっきりしている。
おなかがつっぱっている。
尾びれの前にある排泄口が開いてなく、しまっている。
<切り身を選ぶとき>
身の赤さが濃い。
血合いが黒ずんでいるのではなく、赤い。(○・・赤黒色  ×・・茶黒色)



カツオの漁法
一本つり漁←
まき網(あみ)漁←




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