私たちにとって欠かせない海の恵み−。
水産資源の適正な管理と持続的利用を図っていくためには、良好な漁場環境と生態系の維持・保全が必要不可欠です。様々な開発や汚染等による環境・生態系の変化や、藻場・干潟の消滅あるいは有害化学物質等による汚染は、水産資源の育成と漁業の持続的発展を図っていくうえで大きな障害となっています。
近年、森林の役割が注目され、森でつくり出された養分が川を通じて海に豊かな恵みを与えることが認識され、漁業者による植樹が森と川と海をつなぐ、環境保全運動として定着し始めています。
21世紀の海洋環境の姿を見つめ、「川上」から「川下」まで一貫した環境保全のための取り組みが必要となっている今、漁業者が自ら取り組んでいる環境問題、実施している環境保全運動を紹介します。 |
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